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施政方針(平成31年度)

 
はじめに
 

 戸田市長は、平成31年2月22日の平成31年市議会第1回定例会本会議において、施政方針について演述を行い、平成31年度は「『復興の総仕上げ』を推進しながら、人口の減少・高齢化に対応し得る地域力の向上を図ること」と、「多様な地域課題の克服に挑戦し、地域産業を活性化して市民所得の向上を図り、少子化に歯止めをかけること」の二つを目標に掲げ、市民の皆様のご理解とご協力をいただきながら、「地域力の向上」と「地方創生」の連動と並行による持続可能なまちづくりの実現に向けて、率先垂範、全魂を傾けて取り組むことを表明しました。

 以下、施政方針演述の内容をお知らせします。

 

 平成31年市議会第1回定例会の開会にあたり、提案いたしました議案などの説明に先立ちまして、今後の市政運営並びに平成31年度の主要施策について、所信の一端を申し述べさせていただきますので、議員各位をはじめ、市民の皆様のご理解とご協力を心からお願い申し上げます。

 はじめに、東日本大震災の発生から間もなく8年の歳月が経過しようとしております。

 震災で亡くなられた方々に対し、改めて深く哀悼の意を表しますとともに、被災された多くの皆様に心からお見舞い申し上げます。

 これまで、本市におきましては、国内外からの物心両面にわたる広範なご支援を糧とし、市民の皆様からの深いご理解と力強いご協力をいただきながら、大船渡市復興計画の推進に全力を傾注して参りました。

 その結果、平成30年度末におきまして、計画登載256事業の事業費ベースにおける進捗率が、90%を超える見込みにあるなど、本市の復興は着実に進展し、今まさに「総仕上げ」の段階に至ったところであります。

 これもひとえに、議員各位並びに市民の皆様の多大なご尽力の賜物であり、衷心より感謝申し上げる次第であります。

 一方、残り2年余りとなりました本市復興計画期間内での計画事業の完了にあたり、残された大きな課題は、中心市街地・大船渡駅周辺地区の新たなまちづくりの完成と被災跡地の利用促進であります。

 また、これらへの対応と相まって、復興の進捗とともに変遷する新たなステージへの的確な対応、とりわけ心のケアやコミュニティの形成・維持といった、被災された方々に寄り添う施策につきましても、復興を成し遂げる上で欠かすことのできない重要なものであり、いずれも迅速かつ積極的、そして、丁寧に取り組んで参ります。

 さらに、復興の全体像を俯瞰しながら、各種復興事業の検証や記録誌の作成など、復興を総括的にとりまとめ、その教訓や遺産を次代に引き継ぐ施策も併せて進めて参ります。

 復興が締めくくりへと向かう中、当面続く人口減少を背景とした市政運営におきましては、こうした「復興の総仕上げ」に係る取組と、将来の担い手確保や産業振興による「地域力」を培う取組の連動による、持続可能なまちづくりが肝要であると考えております。

 このことから、迎えます平成31年度におきましては、「『復興の総仕上げ』を推進しながら、人口の減少・高齢化に対応し得る地域力の向上を図ること」と、「多様な地域課題の克服に挑戦し、地域産業を活性化して市民所得の向上を図り、少子化に歯止めをかけること」の二つを目標に掲げ、その実現に向けた具体の取組を積極果敢に推進して参ります。

 このため、「大船渡市総合計画」の重点プロジェクトであり、人口減少対策の基幹となる「大船渡市まち・ひと・しごと創生総合戦略」につきまして、掲げるプロジェクトのさらなる具現化を図りつつ、「復興」と「復興後」をつなぐ確たる土台、即ち「復興」を経て飛躍する「新たな大船渡」の基盤づくりに係る諸施策の推進に、多くの皆様との協働の下、鋭意取り組む所存であります。

 平成31年度の一般会計予算につきましては、復興関連事業の進捗に伴い縮小傾向にあるものの、その規模は震災前を上回っておりますが、高齢化などへの対応に伴う義務的経費が増加傾向にあることに加え、公共施設などの維持管理に係る事業費の増加が見込まれることなどから、継続して自主財源の確保と国及び岩手県の有効な制度などの活用に留意するとともに、「選択と集中」を基本として財源や人員の最適配分を図るなど、行政改革に関する取組を一層強化しながら、各般にわたる事業を着実に推進して参ります。

 来る平成31年度におきましても、これらの施策を基軸としながら、持続可能なまちづくりに向けて、不退転の決意と誠心誠意の志をもって市政運営に臨み、市民の皆様の負託に応えて参る所存でありますので、議員各位をはじめ、関係機関・団体及び市民の皆様の変わらぬご支援、ご協力をお願い申し上げます。

 以下、総合計画に掲げる七つの大綱に沿って、平成31年度の主要な施策について申し上げます。

(以下のリンクをクリックすると、それぞれの大綱ごとにページが表示されます。)

1 豊かな市民生活を実現する産業の振興
2 安心が確保されたまちづくりの推進
3 豊かな心を育む人づくりの推進
4 潤いに満ちた快適な都市環境の創造
5 やすらぎある安全なまちづくりの推進
6 自然豊かな環境の保全と創造
7 自立した行政経営の確立

  以上、平成31年度における市政運営の基本的な方針と主要施策の概要について申し上げました。

 平成31年度におきましては、第1に「復興の総仕上げ」、第2に人口の減少と少子高齢化に立ち向かうための「地域力の向上」と「地方創生」という、持続可能なまちづくりに向けた二つの大きな取組の連動と並行を一層加速しなければなりません。これは、双方の解決すべき課題が輻輳している複雑な状況に加え、その克服に向けては、早期の対応が必須であることを表しております。

 こうした時に求められ、極めて重要となるのが、「大船渡市の総合力」であり、総合力を培う上で糧となる、行政と市民、そして、多くの方々との協働であります。

 このように、これからがまさに「ともに新たな大船渡をつくる」時であり、平成31年度をその基盤となる一年とすべく、市政運営に率先垂範、全魂を傾けて取り組んで参りますので、議員各位並びに市民の皆様のなお一層のご理解とご協力を重ねてお願い申し上げ、施政方針並びに私の所信表明といたします。
 

このページのお問い合わせ先
大船渡市役所企画政策部企画調整課
電話番号:0192-27-3111
FAX番号:0192-26-4477