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日本最古の植物化石の発見を記念して講演会を開催します
「日本最古となる植物化石の発見と意義」
~岩手県気仙地域から化石産地としての魅力を発信!~
令和6年3月に、本イベントで講師としてお招きする静岡大学のルグラン助教を中心とした研究グループが、大船渡市に分布する中里層と呼ばれる約4.1~3.9億年前の地層から、日本最古となる植物化石(ヒカゲノカズラ類等の胞子化石)を発見しました。
(※ 発見地点は、三陸ジオパークのサイトである「南部北上帯の古生界(樋口沢ゴトランド紀化石産地)」の西側になります。)
本発見により、当時の日本に原始的な維管束植物からなる「草原」が広がっていたことが初めて分かりました。
また、本発見は、従来の記録を1,000万年以上遡ることに加え、前期デボン紀の植物に関する調査研究が少ない日本・アジアにおいて、植物の歴史を復元する上で極めて重要な手がかりとなりました。
(※ これまで、日本最古の植物化石は、岩手県釜石市や福島県、岐阜県、熊本県で発見された後期デボン紀(約3.8~3.6億年前)のリンボク類でした。)
さらに、当市は、古生代6時代、中生代3時代全ての地層を観察することができます。当市の地質研究フィールドとしての魅力等を、本講演会で知っていただけると幸いです。
1 日時
令和6年12月15日(日)午前10時から12時まで
※ 開場:午前9時30分から
2 会場
大船渡市民文化会館リアスホール 1階マルチスペース
3 内容
⑴ 基調講演「日本最古となる植物化石の発見と意義」
講師:ルグラン・ジュリアン氏
⑵ 「大船渡市の地質年代について」
解説:大船渡市立博物館主任学芸員 古澤 明輝氏
4 定員
100名(事前申込不要)
※ どなたでも参加いただけます。
5 お問い合せ先等
【主催】
三陸ジオパークけせん地域協議会
【共催】
大船渡市教育委員会
【協力】
国立大学法人静岡大学、大船渡ぶんかクリエイティブ
【お問い合わせ先】
大船渡市商工港湾部観光交流推進室
TEL:0192-27-3111(内線112、113)
FAX:0192-26-4477
E-mail:ofu_kanko@city.ofunato.iwate.jp
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