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三陸鉄道リアス線 恋し浜駅

駅名にホームに待合室に、愛が詰まったロマンチックな駅 恋し浜駅

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恋し浜駅に入構する電車の写真

「恋し浜駅」ってどんなところ?

バラや天使などをモチーフにした透かし彫りと小さな鐘の写真
↑バラや天使などをモチーフにした透かし彫りが美しい幸せの鐘

2019年3月に三陸鉄道リアス線が開業し、大船渡市から久慈市までがひとつにつながりました。列車のレトロな雰囲気と車窓からの景色に魅せられ、最近では三陸鉄道で旅をする旅行者も増えているといいます。そんな盛駅~久慈駅間163kmの中で、恋愛のパワースポットとして人気が広がっているのが、ここ「恋し浜駅」です。

1985年に駅ができた時は周辺の地区名どおり「小石浜」駅でした。この時、地域住民の方が駅誕生を祝って詠んだ短歌に「恋し浜」という表現があったそうです。その後、2008年に立ち上げた同地区のブランドホタテ「恋し浜」にちなんで、2009年「恋し浜」駅と改称しました。

「恋し浜駅」の楽しみ方:恋し浜ホタテの貝殻で願掛け

願い事が書かれた貝殻の絵馬の写真
↑いろんな願いを託された貝殻の絵馬。絵馬とペンは、待合室の中に準備されています

「恋し浜駅」と名称を変えてから、地元青年部の漁師さんのアイデアで恋し浜ホタテの貝殻を絵馬として使い、ホームの待合室に飾られるようになりました。さまざまな願いを込めた貝殻がぎっしり吊るされた光景は、「恋し浜駅」の名物です。

貝殻に赤いペンで願い事を書いている写真
↑大船渡旅行の記念に、思い思いの願いを貝殻に込めましょう

この貝殻の絵馬には、地元漁師さんの強いこだわりがあり、使うのは恋し浜ホタテの貝殻のみ!貝殻の絵馬を吊るすピンもホタテ養殖で使っているものなので、待合室の光景は、普段は目にできないホタテ養殖の海中での様子ということになります。

貝殻を絵馬にするまでには、回収や洗浄、乾燥、穴開けなどの手間があるため、数の確保に苦労しているそうです。「恋し浜ホタテの出荷が規制されて、何カ月も絵馬を用意できなかった時期もありますよ」と、三陸鉄道運行本部の吉田さん。「恋し浜駅」に来た時、貝殻の絵馬があるかないかは運次第!あったら大切に願いをかけましょう。

周辺には見どころが点在!フォトジェニックな「恋し浜駅」へ

ホームから見た越喜来湾と越喜来半島の写真
↑ホームから望める越喜来湾と越喜来半島。海と山に囲まれた風光明媚な景色が広がっています

「恋し浜駅」のホームに設置された「鳴らすと恋愛が成就する」と言われている「幸せの鐘」だけでなく、ハートマークや、トンネル内で1つだけピンクに光る照明など、恋愛のパワースポットと言われるゆえんが駅周辺にも点在。待合室にマップが掲示されているので、探しながら巡るのも一興でしょう。駐車場にあるピンクの郵便ポストとピンクの自動販売機も、フォトジェニックな旅を演出してくれるはずです。

高さ約25mのポプラの写真
↑津波をかぶっても生き残った、高さ約25mのど根性ポプラ。2つおとなりの三陸駅近くにあるので、ひと足のばして出かけてみては

三陸鉄道リアス線 恋し浜駅
さんりくてつどうりあすせん こいしはまえき
電話 0193-62-7000(三陸鉄道)
住所 大船渡市三陸町綾里字小石浜
アクセス 三陸鉄道恋し浜駅下車
駐車場 2台

制作協力:株式会社JTBパブリッシング

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