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施政方針 3 豊かな心を育む人づくりの推進


 未来を築く人づくりを推進するため、家庭や地域社会など多様な主体による連携・協働の下、学校教育の充実を図るとともに、全ての市民が心豊かに送ることのできる健全な地域社会を形成するため、自主的・主体的にスポーツ・レクリエーションや文化芸術に親しむ環境づくりが重要であります。

 このことから、教育委員会との連携の下、大船渡市教育大綱に基づき、共通理解を深めながら、各種施策を展開してまいります。

 はじめに、学校教育につきましては、令和4年度中の完成を目指して改築工事を進めてきた第一中学校において、しゅん工した新校舎での授業を開始するとともに、旧校舎及び屋内運動場の解体撤去とグラウンドの整備を行ってまいります。

 また、コミュニティ・スクールと地域学校協働活動の一体的な推進を図るため、学校と地域の連絡調整役となる地域コーディネーターを配置し、学校運営への地域の多様な主体の参画を促してまいります。

 学校給食につきましては、北部学校給食センターの食器の更新を行うとともに、調理施設・設備の適切な管理に努め、安全で安心な学校給食を提供してまいります。

 生涯学習につきましては、地域の社会教育とコミュニティの中核拠点となる地域公民館の整備に対して助成を行うとともに、幅広い年代が市民講座などに参加できるよう、講座内容や開催手法の見直しを図ってまいります。

 また、情報化・国際化の進展やリカレント教育の重要性の高まりなども踏まえ、IT教室や英会話教室など市民ニーズに対応した学習機会の創出と充実に取り組んでまいります。

 市民文化会館につきましては、生涯学習、市民活動及び交流の拠点として、市民ニーズを踏まえながら多彩なジャンルの鑑賞事業や市民参加型事業などを企画し、幅広い世代が良質な文化芸術に触れる機会を提供してまいります。

 また、会館の施設管理におきましては、空調設備を改修するなどしながら、施設の長寿命化と機能の維持に努めるとともに、より効果的かつ効率的な施設運営を図るため、指定管理者制度の導入に向け、対象業務の範囲や内容など、具体的な検討を進めてまいります。

 令和4年度から指定管理者制度を導入した市立図書館につきましては、選書・蔵書管理はもとより、レファレンスサービスや読書推進活動の拡充、学校図書館との連携強化を進め、一層の市民サービスの向上を図ってまいります。

 市立博物館につきましては、東日本大震災関連の常設展示を行うため、館内の一部改修を行い、津波伝承機能の拡充を図るとともに、本市が誇る自然や文化に係る資料の収集・保管、教育普及などに努め、一層の利用促進を図ってまいります。

 スポーツの推進につきましては、大船渡市スポーツ推進計画に基づき、各種大会の開催や合宿の誘致など各般の取組を推し進め、競技力の向上と生涯スポーツの振興を図ってまいります。

 まず、大船渡新春四大マラソン大会や大船渡ポートサイドバレーボール大会など各種大会の開催につきましては、大船渡市スポーツ協会と連携しながら、運営体制及び内容の充実に取り組んでまいります。

 また、本市にゆかりのあるアスリートを応援する「大船渡アスリート応援団」の取組の一つとして、スポーツの振興とシティプロモーションを目的に、応援団構成団体や友好都市などとの連携を深めながら、プロ野球本拠地球場での協賛試合を開催するほか、9人制実業団バレーボールチームによるバレーボール教室を実施し、レベルの高いプレー・指導に触れる機会を提供し、市内小中高生の競技力向上や交流人口の拡大を図ってまいります。

 スポーツ施設の整備につきましては、施設の効果的・効率的な運営を図りつつ、大船渡市スポーツ施設整備基本計画において主要検討施設としている市営球場、市民テニスコート及び市民体育館について、整備の在り方・方向性に関する調査結果などを明らかにしてまいります。

 地域文化の保存につきましては、指定有形文化財の環境調査を行うなど文化財の適切な保護と活用を図るとともに、多彩な民俗芸能の魅力発信と継承に係る支援に努めてまいります。