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特に、重点的・先導的に取組むことが必要な施策を主要施策と定め、積極的推進を図ります。
大船渡湾を中心とした水質調査を継続し、客観的分析・評価を進めるほか、大気や土壌の状態についても調査項目を拡大し、生活環境の実態把握に努めます。
公共下水道について、整備計画を基本とした供用区域の拡張を図ります。汚水処理施設の整備は、人口密度や地形等の諸条件により、効率的・効果的な導入形態が異なるため、早期普及や費用対効果の観点から、地域毎に最もふさわしい汚水処理を進めます。
環境保全協定は、法令の規制に基づかない自主的な取り決めです。事業者の自主的な環境配慮を促進するため、従来の「公害防止協定」よりも積極的な「環境保全協定」の締結を目指し、事業者の理解を求めていきます。
大船渡湾における海水循環対策として、これまで、空気揚水筒(マリンリフター)10基の稼動や海水交換を行う負圧利用型海水交換実証実験が開始されています。国、県とともに今後も、先進の技術開発による大船渡湾の海水循環対策を推進します
豊かな海を育む環境づくりとして「大船渡湾の母なる盛川」の源流大野川上流に、漁業従事者が主体となったブナ、コナラ、杉などの植樹活動を行う事業を計画的に進めます。
本市には、末崎町の三面椿(県指定天然記念物)や三陸町越喜来の三陸大王杉(老杉・市指定天然記念物)などの貴重な樹木が所在しています。指定文化財のほかにも、巨木・銘木なども多数あり、貴重な樹木を大切に後世に継承できるよう、保護・修復・保存を進めます。
五葉山一帯や今出山などには、ツツジやシャクナゲなどが群生し、すばらしい自然景観を沿道からも楽しむことができます。自然環境への影響に十分配慮しながら、五葉山県立自然公園一帯や今出山などを身近な自然観察の場や市民の憩いの場、観光資源として活用できるよう環境整備を進めます。
エコタウン事業とは、環境との調和をめざすまちづくり事業です。本市では、港湾施設やセメント工場等の産業基盤を活用したリサイクルシステムの構築により新たな環境関連産業の創出と資源循環型社会の形成を図るため本事業に取り組んでいます。
具体的には、適正リサイクルに向けた地域ニーズの高い漁業系廃棄物、木質系廃棄物及び廃船FRPなどの各種リサイクル事業の具現化を進めていきます。
本市では、平成13年度から「大船渡市地球温暖化対策推進実行計画」による取組を進めており、市が行う事務・事業について、事業者としての環境負荷軽減のための取組を推進し、二酸化炭素など温室効果ガスの削減に努めています。計画の目標達成に向け、今後も職員一人ひとりが環境保全に対する自覚をもって取り組んでいきます。
近年、EM(有用微生物群)などの微生物については生ごみの堆肥化にとどまらず、水産業への活用や河川の水質浄化など多方面での活用が注目されており、その効果について、先進の事例等情報収集に努め、活用方法に関し多角的角度からの検討を進めます。
よりよい環境づくりには、市民、事業者、行政などが対等な関係に立ち、連携の中でそれぞれが責任を持って行動するパートナーシップが大切です。自主的な環境づくりを行
電気、ガス、水道、灯油など限りあるエネルギー資源の節約や二酸化炭素の排出量削減等について、学習や実践活動を通じて、具体的取組を進める「エコライフ(環境に配慮したやさしい暮らし)推進事業」について、内容の充実を図ります。
市民が郷土の自然環境を知る環境学習の機会として、野外を通じた観察会の充実・拡大を図ります。