令和6年 年頭あいさつ

令和6年 市長年頭あいさつ

　令和6年の年頭にあたり謹んで新年のあいさつを申し上げます。
　はじめに、この度の能登半島地震によりお亡くなりになられた方々に哀悼の意を表しますとともに、被災された方々にお見舞いを申し上げます。当市におきましては、東日本大震災の経験を生かし、現地情報の把握に努め、できる限りの必要な支援を行ってまいります。
　さて、新型コロナウイルス感染症がようやくその勢いを弱め、中心市街地の賑わいや各地域におけるコミュニティ活動などが少しずつ平時の様子を取り戻し、まちに活気が出てきたことを喜ばしく思います。
　反面、原油価格や物価の高騰は長期化の一途をたどり、市民生活や企業活動に重大な影響を与えています。国や県と連携しながら市民生活や事業活動をしっかりと下支えし、この難局を市民の皆さんとともに克服する決意を新たにしているところです。
　今年は、令和6年度大船渡市行政経営方針の重点施策として掲げた「地域経済を支える地場企業の振興」、「ともに支え合う地域づくりの推進」、「子ども・子育て支援の充実」の3本柱の実現に向け、具体的な取り組みを強力に推進してまいります。
　特にも、「この地で子どもを産み育てたい」という若い世代の機運を醸成し、その願いを叶えることが極めて重要だと考えております。「子どもは市民みんなの宝もの」であるとの理念の下、国が提唱する「こどもまん中社会」の実現に向け、「（仮称）大船渡市こども家庭センター」を整備し、子育て世帯の包括的支援体制の強化を図ってまいります。
　さらには、「デジタル化の推進」と「シティプロモーションの推進」を、横断的施策として掲げ、行政DX（デジタル・トランスフォーメーション）や大船渡ブランドの構築・シビックプライドの高揚などを目指して、本市のプロモーション（市外に向けた広報活動）を効果的に展開してまいります。
　結びに、皆さんにとりまして本年が幸多き年となりますことを心から祈念し、新年のあいさつといたします。

​

大船渡市長　渕上　清
Kiyoshi　Fuchigami