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令和6年11月定例記者会見【令和6年11月5日(火曜日)午前11時 市役所議員控室】
市民芸術祭が開催されており、市民の皆さんの芸術文化の成果発表が行われています。総合美術展で皆さまの作品を拝見しましたが、素晴らしいものばかりで感動いたしました。意欲的に作品を作ることは素晴らしいことであり、このような取り組みが広がってほしい思っているところであります。
さて、実りの秋ということで、海ではサンマが水揚げされ、山でもいろいろなものが採れており、ありがたいことだと思っています。海の幸や山の幸などは、生産者がいて初めて私たちが口にすることができます。
私は常々、「物事を当たり前だと思っていてはダメ」ということを話しています。作物を例にしますと、「誰が、何を、どういった思いで収穫しているか」など、そのことの裏側にある努力なども踏まえ、広く物事を見ていければ、生産者と消費者が互いに幸せを感じることにつながると思っております。
それでは、本日の会見項目であります。4項目ございます。
市では、毎年度予算編成方針を決定し、その方針に沿って編成事務を進めています。今回初めて、この方針を公表することにより、市の基本的な考え方をお知らせします。
令和7年度、歳入は、生産年齢人口の減少や物価高の影響等により、個人及び法人市民税の減少が予想されます。
一方、歳出については、扶助費はもとより、一部事務組合や公営企業に対する補助費等や、公共施設の効率的な維持管理に向けた指定管理料を始めとする物件費などが増加傾向にあります。
当市の財政の現状は、財政不足を補ってきた財政調整基金の減少や経常収支比率の上昇など、持続可能な財政運営の構築に向けて、健全財政を維持するための取組が引き続き必要な状況となっています。
このことから、「令和7年度大船渡市行政経営方針」を踏まえ、次の施策を重点施策とします。
1 重点施策
・ 地域経済を支える地場企業の振興
・ 結婚支援と子ども・子育て支援の充実
2 横断的な重点施策
・ デジタル化の推進
・ シティプロモーションの推進
また、国・県を始め、企業や各種団体等による補助・助成制度等の有効活用など、さらなる歳入の確保に努め、歳出についても、徹底した見直しに努めて参ります。
会見項目