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当市における人口減少に一定の歯止めをかけるため、全庁的な体制のもと、今後の人口減少対策を総合的な見地から検討する組織として、平成27年1月1日に「大船渡市人口問題対策本部(現行の大船渡市総合戦略推進本部)(以下「本部」という。)」を設置し、平成27年10月に令和元年度を最終年次とする大船渡市人口ビジョン及び大船渡市まち・ひと・しごと創生総合戦略を策定しました。
この総合戦略では、「大船渡にしごとをつくり、安心して働けるようにする」「大船渡への新しい人の流れをつくる」「大船渡で安心して家庭を築き、子どもを産み育てられるようにする」「大船渡で生涯暮らし続けられる地域をつくる」の4つの基本目標を掲げ、それに連なる28のプロジェクトにより、人口減少対策を総合的に進めてきました。
これらの取組によって、新しい分野の産業立地や起業の増加、子育て支援の充実、官民連携による中心市街地再開発や総合交通ネットワークの構築など、一定の成果が現れてきた反面、当市への入込客数や宿泊者数の減少などといった課題も浮き彫りとなりました。
さらに、東日本大震災に係る復興需要がやがて収束し、好調であった市内経済の縮小や、それに伴う人口減少の加速が懸念されることから、まち・ひと・しごと創生の取組をより一層強化する必要があります。
このような中、現行の総合戦略が令和元年度で終期を迎えることから、大船渡市総合戦略推進会議や大船渡市総合戦略市民会議の開催等を通じて、これまでの取組の効果検証・課題の抽出を行うとともに、当市の社会経済情勢の変化を踏まえつつ、国及び岩手県の動向を注視しながら、今般、大船渡市人口ビジョン(改訂版)及び第2期大船渡市まち・ひと・しごと創生総合戦略を策定しました。
「大船渡市人口ビジョン」を以下のとおり改訂しました。
大船渡市人口ビジョン(改訂版) [PDFファイル/2.2MB]
「第2期大船渡市まち・ひと・しごと創生総合戦略」を令和4年3月31日付で以下のとおり改訂しました。
第2期大船渡市まち・ひと・しごと創生総合戦略 [PDFファイル/343KB]
○参考(改訂・策定前)
大船渡市まち・ひと・しごと創生総合戦略(平成31年3月31日改訂) [PDFファイル/318KB]
平成28年度は、大船渡市総合戦略推進会議において総合戦略の効果検証を実施しましたが、委員の任期満了を契機に、推進会議は学識経験者を中心とした委員構成により、専門的見地による効果検証を担うこととしました。
また、総合戦略の具体的な展開については、市内関係機関や市民の皆様の参画・協力が重要であることから、広く意見や提言を伺い、今後の関連事業の展開に反映させるため、新たに大船渡市総合戦略市民会議を設置しました。