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~復興の総仕上げと地域力の向上による未来志向予算~
令和2年度予算は、復興が締めくくりへと進む中、当市の将来都市像「ともに創る 三陸の地に輝き躍動するまち 大船渡」の実現に向けて、優れた地域資源を十分に生かしながら、生産性の向上や所得向上を主眼とした新たな産業の展開、地場産業の振興などにより、仕事を創り、持続可能な地域社会の構築を目指すための予算となっています。
市の予算は、一般会計、魚市場事業や介護保険などの6の特別会計、簡易水道事業や下水道事業などの3つの企業会計から成り立っています。各会計の予算額は【予算額総括表】のとおりです。
一般会計は、防災集団移転促進事業や被災市街地復興土地区画整理事業などの復興関連事業の進ちょくに伴う減などにより、前年度予算を12億5,900万円下回り、前年度比5.4%の減になりました。特別会計は、国民健康保険の一般被保険者療養給付費の減などにより3.5%の減、簡易水道事業会計は、綾里簡易水道施設整備事業の工事費の減などにより34.6%の減、下水道事業会計は1.0%の減、水道事業会計は第4浄水場施設整備事業の工事費の減などにより22.8%の減となり、全会計の合計額では、6.0%の減となりました。
歳入は、自主財源の確保と復興交付金などの国・県補助制度の有効な活用を図り、歳出は、優先度・緊急度に配慮した事務事業を選択しました。
※以下、数値は表示単位未満で端数調整をしています。
会計区分 | 令和2年度 | 令和元年度 | 増減率 | |
---|---|---|---|---|
一般会計 | 222億6,500万円 | 235億2,400万円 | △5.4% | |
特 別 会 計 | 魚市場事業特別会計 | 2億3,427万円 | 2億1,690万円 | 8.0% |
介護保険特別会計(介護サービス事業勘定) | 1,331万円 | 941万円 | 41.4% | |
介護保険特別会計(保険事業勘定) | 42億8,297万円 | 44億6,018万円 | △4.0% | |
後期高齢者医療特別会計 | 4億6,600万円 | 4億5,594万円 | 2.2% | |
国民健康保険特別会計(事業勘定) | 43億 682万円 | 44億8,402万円 | △4.0% | |
国民健康保険特別会計(診療施設勘定) | 2億5,791万円 | 2億7,791万円 | △7.2% | |
小 計 | 95億6,128万円 | 99億 436万円 | △3.5% | |
簡易水道事業会計 | 4億1,600万円 | 6億3,594万円 | △34.6% | |
下水道事業会計 | 23億6,077万円 | 23億8,484万円 | △1.0% | |
水道事業会計 | 16億4,199万円 | 21億2,620万円 | △22.8% | |
計 | 362億4,504万円 | 385億7,534万円 | △6.0% |
令和2年度 | 令和元年度 | 比 較 | |
---|---|---|---|
市税 | 41億6,134万円 | 42億 903万円 | △4,769万円 |
地方譲与税 | 1億9,300万円 | 1億9,603万円 | △303万円 |
利子割交付金 | 300万円 | 500万円 | △200万円 |
配当割交付金 | 700万円 | 900万円 | △200万円 |
株式等譲渡所得割交付金 | 700万円 | 700万円 | 0円 |
法人事業税交付金 | 3,000万円 | - | 3,000万円 |
地方消費税交付金 | 7億3,000万円 | 7億1,400万円 | 1,600万円 |
自動車取得税交付金 | 0円 | 1,500万円 | △1,500万円 |
環境性能割交付金 | 2,600万円 | 989万円 | 1,611万円 |
地方特例交付金 | 1,000万円 | 1,400万円 | △400万円 |
地方交付税 | 67億3,152万円 | 72億4,030万円 | △5億878万円 |
交通安全対策特別交付金 | 500万円 | 500万円 | 0円 |
分担金および負担金 | 6,234万円 | 1億2,708万円 | △6,474万円 |
使用料および手数料 | 2億3,874万円 | 2億3,195万円 | 679万円 |
国庫支出金 | 23億4,784万円 | 33億4,554万円 | △9億9,770万円 |
県支出金 | 14億6,570万円 | 15億9,992万円 | △1億3,422万円 |
財産収入 | 1億605万円 | 1億2,196万円 | △1,591万円 |
寄附金 | 1億30万円 | 6,169万円 | 3,861万円 |
繰入金 | 30億9,060万円 | 31億1,009万円 | △1,949万円 |
繰越金 | 4億円 | 4億円 | 0円 |
諸収入 | 6億4,797万円 | 6億1,842万円 | 2,955万円 |
市債 | 19億160万円 | 14億8,310万円 | 4億1,850万円 |
計 | 222億6,500万円 | 235億2,400万円 | △12億5,900万円 |
※自動車取得税交付金の予算額は、令和2年度1,000円です。
令和2年度 | 令和元年度 | 比 較 | |
---|---|---|---|
議会費 | 1億8,678万円 | 1億9,090万円 | △412万円 |
総務費 | 40億2,458万円 | 36億9,317万円 | 3億3,141万円 |
民生費 | 59億5,852万円 | 59億7,191万円 | △1,339万円 |
衛生費 | 15億3,826万円 | 15億2,209万円 | 1,617万円 |
労働費 | 1億1,283万円 | 7,374万円 | 3,909万円 |
農林水産業費 | 11億2,633万円 | 11億2,918万円 | △285万円 |
商工費 | 8億2,604万円 | 8億7,285万円 | △4,681万円 |
土木費 | 32億4,121万円 | 38億3,809万円 | △5億9,688万円 |
消防費 | 10億5,632万円 | 10億7,043万円 | △1,411万円 |
教育費 | 17億2,393万円 | 17億9,000万円 | △6,607万円 |
災害復旧費 | 4億2,065万円 | 13億3,198万円 | △9億1,133万円 |
公債費 | 20億4,455万円 | 20億3,466万円 | 989万円 |
諸支出金 | 0円 | 0円 | 0円 |
予備費 | 500万円 | 500万円 | 0円 |
計 | 222億6,500万円 | 235億2,400万円 | △12億5,900万円 |
※諸支出金の予算額は、令和2・元年度とも1,000円です。
令和2年度 | 令和元年度 | 比 較 | |
---|---|---|---|
人件費 | 35億6,163万円 | 35億1,820万円 | 4,343万円 |
物件費 | 29億9,701万円 | 31億 725万円 | △1億1,024万円 |
維持補修費 | 8,791万円 | 9,573万円 | △782万円 |
扶助費 | 31億8,175万円 | 32億7,140万円 | △8,965万円 |
補助費等 | 41億4,043万円 | 34億7,902万円 | 6億6,141万円 |
公債費 | 20億6,670万円 | 20億6,347万円 | 323万円 |
繰出金 | 14億4,655万円 | 21億4,854万円 | △7億199万円 |
投資および出資金 | 3億4,177万円 | 2,132万円 | 3億2,045万円 |
積立金 | 7億7,113万円 | 9億 951万円 | △1億3,838万円 |
貸付金 | 3億4,800万円 | 3億5,350万円 | △550万円 |
普通建設事業費 | 28億9,647万円 | 32億1,908万円 | △3億2,261万円 |
災害復旧事業費 | 4億2,065万円 | 13億3,198万円 | △9億1,133万円 |
予備費 | 500万円 | 500万円 | 0円 |
計 | 222億6,500万円 | 235億2,400万円 | △12億5,900万円 |
令和2年度に実施する主な事業を、市総合計画の大綱別に紹介します。
平成26年4月1日より消費税(国・地方)が5%から8%に、令和元年10月1日より10%に引き上げられたことに伴い、地方消費税の増収分については、その使途を明確化し、社会保障施策に要する経費に充てるものとされています。令和2年度大船渡市一般会計当初予算における引き上げ分の地方消費税交付金(社会保障財源
分)に係る使途は、以下のとおりとなります。