ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 分類で探す > 市政情報 > 市政運営 > 市の計画・ビジョン > 施政方針(令和6年度)

本文

施政方針(令和6年度)


はじめに


  渕上市長は、令和6年2月16日の令和6年市議会第1回定例会本会議において、施政方針について演述を行いました。
 人口減少下においても、持続可能で効率的な行財政運営の確立を図るため、施策の重点化や自主財源の確保などに努めるとともに、将来にわたり市民が喜びと幸せ、いわゆる「Well-being」を感じながらこの地で暮らし続けられるよう、山積する地域課題の克服に鋭意取り組むことを表明しました。

 以下、施政方針演述の内容をお知らせします。



 はじめに、この度の能登半島地震によりお亡くなりになられた方々に深く哀悼の意を表しますとともに、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。
 また、一日も早く日常生活を取り戻せるようお祈りいたします。
 本市といたしましても、被災地に対し見舞金の送付を始めとする様々な支援を実施しているところですが、今後も被災地のニーズに応じた支援を可能な限り行ってまいります。
 
 それでは、令和6年市議会第1回定例会の開会に当たり、提案いたしました議案などの説明に先立ちまして、今後の市政運営及び令和6年度の主要施策について、所信の一端を申し述べさせていただきますので、議員各位を始め、市民の皆様の御理解と御協力を心からお願い申し上げます。
 
 まず、ここ数年来の新型コロナウイルス感染症の流行は、深刻な状況を脱し、人流も徐々に回復しつつあり、社会経済活動が正常化の兆しを見せ始めたところ、ロシアのウクライナ侵攻に端を発した原油価格・物価高騰が生じ、その影響は、市民生活や企業活動など多方面にわたるとともに、長期化しております。
 こうしたことから、本市におきましては、国の交付金等を活用しながら、市民生活の安定及び市内事業者の負担軽減に係る対策を展開してまいりました。
 引き続き、国及び岩手県の経済対策の動向や市内経済状況などを注視しながら、関係団体と一体となって消費喚起や地域経済の活性化などに全力で取り組んでまいります。
 
 さて、三陸沿岸道路の完成や大船渡駅周辺の中心市街地の活用などにより、新たな交流やまちのにぎわいが創出されるなど、本市の更なる成長・発展の可能性が高まってきています。
 一方で、人口減少及び少子高齢化を前提とした施策の構築と持続可能な行財政執行体制の確立が、喫緊の課題となっています。
 このようなことから、市内経済の基盤を固めながら、子どもを産み、育てる幸せを実感できる環境の確保に軸足を置き、「地元の産業を強く元気に」、「若者の活躍でみんな笑顔に」、「支え合ってみんな幸せに」の「未来への三本柱」を念頭に、本市の将来都市像であります「ともに創る やすらぎに包まれ 活気あふれる 三陸のにぎわい拠点 大船渡」の実現に向け、各般の施策を積極的に展開しながら、山積する地域課題の克服に鋭意取り組んでまいります。

 令和6年度一般会計当初予算につきましては、大船渡市行政経営方針を踏まえ、歳入規模に見合った財政運営への転換を目指しつつ、限られた行政経営資源を最大限活用することにより、人口減少下における持続可能で効率的な行財政運営の確立が図られるよう編成したところであります。
 今後におきましても、徹底した収納対策やふるさと納税の一層の拡充などによる自主財源の確保とともに、市債の有効活用及び基金の適正な管理に努めつつ、施策の選択と集中、事務事業の廃止・縮小を図りながら、各般にわたる事務事業を着実に推進してまいります。
 
 以下、総合計画に掲げる七つの大綱に沿って、令和6年度の主要な施策について申し上げます。

(以下のリンクをクリックすると、それぞれの大綱ごとにページが表示されます。)

1 豊かな市民生活を実現する産業の振興
2 安心が確保されたまちづくりの推進
3 豊かな心を育む人づくりの推進
4 潤いに満ちた快適な生活環境の創造
5 やすらぎある安全なまちづくりの推進
6 自然豊かな環境の保全と創造
7 新たな時代を切り拓く行政経営の確立

 以上、令和6年度における市政運営の基本的な方針と主要施策の概要について申し上げました。
 めまぐるしく変化する時代において、将来にわたり市民が喜びと幸せ、いわゆる「Well-being」を感じながらこの地で暮らし続けられるよう、市民、事業者、地域、職員と対話を重ね、皆様と力を合わせながら、各種施策の推進に取り組んでまいりますので、議員各位及び市民の皆様には、一層の御理解と御協力をお願い申し上げ、施政方針並びに私の所信表明といたします。