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施政方針 5 やすらぎある安全なまちづくりの推進(令和6年度)


 安全なまちづくりは、市民生活を支える上で大変重要なものであり、地震・津波・大雨などの自然災害や交通事故、火災、犯罪などから市民の生命・財産を守るため、関係機関・団体と緊密に連携しながら、的確な対策を講じてまいります。

 はじめに、東日本大震災発災から13年目となる来月3月11日、震災で亡くなられた方々の追悼や震災の経験・教訓などを風化させることなく後世に伝承するための施設、「祈りのモニュメント」の除幕式及び東日本大震災大船渡市犠牲者追悼式を挙行することとしております。
 祈りのモニュメント完成を契機に、伝承ロードへの登録による震災伝承施設の拡充とともに、大船渡市防災学習ネットワーク形成基本計画に掲げる各種事業の充実を図り、一層の津波伝承と防災学習の取組を推進してまいります。
 また、災害に強いまちづくりに向けて、地域防災力の強化を図るため、防災施設・設備の安定的な運用を始め、自主防災組織においては、リーダー等を対象とした研修会を開催するほか、市防災訓練でのハザードマップを活用した避難訓練等による避難経路や避難所運営方法の再確認など、災害時において、より実効性のある避難行動につなげるよう取り組んでまいります。

 消防体制につきましては、消防水利を安定的に確保するため、防火水槽等を新設するとともに、火災予防広報の継続的な実施や、消防団員と地域コミュニティの連携による、市民への火災予防指導体制等を確立させ、市民の防火意識の高揚と地域防災力の充実を図ってまいります。
 また、大船渡地区消防組合における消防指令センターの機能を最大限に発揮できるよう、通信指令設備の更新等に対し必要な費用を負担するなど、大船渡地区消防組合と連携した取組を実施してまいります。

 交通安全対策につきましては、関係機関・団体と連携を図りながら、飲酒運転の根絶を始め、交通ルールの遵守とマナー向上を促進するとともに、交通安全施設点検に基づく危険箇所の把握及び計画的な交通安全施設整備に努めてまいります。

 防犯対策につきましては、万引き犯罪や高齢者を狙った架空料金請求詐欺などを防ぐため、警察や各地区防犯協会等との連携の強化を図るとともに、子どもへの不審者接近事案が発生していることから、日常生活の中で子どもの見守りを行う「ながら見守り」に取り組むことにより、市民の防犯意識の向上と地域住民の安全確保に努めてまいります。

 消費者の自立支援につきましては、市広報紙などを通じて、消費生活トラブルや悪徳商法等の情報を提供することにより、被害の未然防止に努めるなど、啓発活動の一層の強化と相談体制の充実を図ってまいります。