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新大船渡市魚市場概観(第1期工事:魚市場本棟)
平成20~25年度にかけて魚市場本棟の建設工事(第1期工事)を進め、平成26年4月から供用を開始しました。
また、平成26~27年度にかけて、旧魚市場の解体とサンマやイサダ等の水揚げ専用となる南側岸壁上屋の建設工事(第2期工事)を進め、平成28年2月から供用を開始しました。
大船渡市魚市場は岩手県の拠点的な魚市場であり、大船渡市をはじめ岩手県沿岸南部の漁業者の水揚基地となっているほか、沖合の三陸漁場で操業する廻来漁船の水揚基地としても機能しています。
魚市場に水揚げされる水産物は、鮮魚として市内で小売されているほか、築地市場をはじめとした消費地市場などにも流通しています。また、一度に多く水揚げされるサンマやサバなどは地元水産加工業の加工原料として利用されています。
昭和39年に整備された旧魚市場は施設自体が老朽化していたことや、施設形態が衛生管理等が重視される以前の設計であるため、水産物の品質管理に十分に対応できない状況となっていたことから、高度な衛生管理や鮮度管理に対応した新たな市場の整備が求められていました。
このことから、新魚市場整備の望ましいあり方を検討するため、平成11年に大船渡魚市場整備基本構想検討委員会を設置して協議し、「大船渡魚市場整備基本構想」「大船渡魚市場整備基本計画」を取りまとめ、新しい魚市場の基本理念・基本方針を次のように設定し、整備を進めてきました。
新魚市場では、衛生管理対策として、屋根付岸壁、閉鎖型荷さばき場、清浄海水導入施設等を整備し、鮮度保持に効果の高い海水シャーベット方式の製氷施設を併設したほか、場内の車両は電動のフォークリフトとしています。
さらに生産・流通の効率化を図るため、高度情報化システムを導入しています。
また、地域の活性化にも貢献する魚市場を目指し、展示室や多目的ホール、飲食施設等も一体で整備しています。
大船渡市魚市場ホームページでは水揚げされる水産物の情報や施設の概要などを公開しています。見学や施設利用の申し込み方法についてもこちらをご覧下さい。
大船渡市魚市場ホームページ<外部リンク>