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更新日:2023年04月18日
令和4年度の主な活動について紹介します
令和4年度は、大船渡市の市制施行70周年、当館が碁石海岸に開館して40周年を記念し、たくさんの事業を行いました。
展示
企画展「せきやの洞窟ものがたり 4億年前からつづく関谷洞窟の歴史」
令和4年6月25日(土曜日)~令和4年9月19日(月曜日・祝日) 特別展示室
岩手県指定史跡である関谷洞窟の洞窟の成り立ち、鍾乳洞としての魅力、遺跡の内容、洞窟の生態系や伝説などについて紹介しました。




関連イベント 展示解説会
令和4年7月31日(日曜日)、9月19日(月曜日) 特別展示室
担当学芸員による展示解説会を行いました。参加者からは、さまざまな質問があり、展示内容をより深く理解する機会となりました。


特別展「シン・大船渡」
令和4年10月15日(土曜日)~令和5年1月15日(日曜日) 特別展示室
当館の常設展示は、40年前から「大船渡 その海と大地」を総合テーマとして、大地の成り立ちや人間の歴史などを紹介してきました。この40年の間、調査や研究を続ける中で、常設展示とは異なる成果がわかってきています。これらの成果を「シン(新・深)大船渡」展で紹介しました。




関連イベント 展示解説会
令和4年10月23日(日曜日)、令和5年1月15日(日曜日) 特別展示室
担当学芸員による展示解説会を行いました。参加者からは、さまざまな質問があり、展示内容をより深く理解する機会となりました。


関連イベント 講演会「地質学者からみた大船渡の魅力」
令和4年11月20日(日曜日) 多目的ホール
東北大学名誉教授 永広昌之氏による「地質学者からみた大船渡の魅力」と題した講演会を行いました。参加者からは、さまざまな質問があり、当市周辺の研究成果を踏まえた地質の魅力について理解を深める機会となりました。


関連イベント 講演会「大船渡の遺跡の魅力」
令和4年11月27日(日曜日) 多目的ホール
盛岡大学名誉教授 熊谷常正氏による「大船渡の遺跡の魅力」と題した講演会を行いました。参加者からは、さまざまな質問があり、近年世界遺産に登録された「北海道・北東北の縄文遺跡群」との関連を含め、当市の長谷堂貝塚群などの魅力について深く理解する機会となりました。


特別陳列「大船渡市の縄文土器ほぼ全部」展
令和5年1月21日(土曜日)~令和5年3月21日(火曜日) 特別展示室
市内の遺跡から出土した縄文土器のうち、当市が所蔵しているもので、全体の形がわかるものをほぼ全て(実物資料約350点)を展示しました。三陸町越喜来地区の中村遺跡、田代遺跡、三陸町綾里地区の宮野貝塚、猪川町の長谷堂貝塚群、日頃市町の上鷹生遺跡からみつかった縄文土器を紹介しました。




関連イベント「縄文土器が展示されるまで」作業見学会・体験会
令和5年3月12日(日曜日) 多目的ホール
縄文土器が博物館で展示されるまでに行われる作業を学芸員が実演し、実際に接合や拓本作業を体験しました。本物の縄文土器に触れ、縄文土器への興味や関心を深める機会となりました。


特別陳列「三陸ジオパークコーナー」
当館は、三陸ジオパークの主要拠点施設になっています。そこで、平成28年度から三陸ジオパークに関する情報発信を行うコーナーを設置しています。不定期で展示内容を変更し、三陸ジオパークの魅力を発信しています。
令和4年度は、令和3年度に引き続き、「三陸ジオパークと貝塚」をテーマとした資料展示を行いました。また、新型コロナウイルス対策として使用できなかった三陸ジオパークのジオサイトを体感できるVRを再設置しました。


普及
自然観察「海辺の生物観察会」
令和4年7月17日(日曜日) 大船渡市三陸町越喜来 浦浜海岸
北里大学海洋生命科学部、大船渡水産振興センター、陸前高田市立博物館等と連携し、海岸の生き物を観察し、海辺の生き物への理解を深めました。




教員のための博物館の日2022 in気仙
令和4年7月29日(金曜日) 多目的ホール
国立科学博物館、陸前高田市立博物館、住田町民俗資料館と連携し、教員向けに博物館の利用方法や、学習教材・学習素材としての博物館資料・博物館施設を知る機会を設けました。
今年度は、各館の活動と活用についての解説と、ワークショップ「簡単にできる!勾玉づくり」を行いました。




博物館講座
令和4年11月6日(日曜日) 多目的ホール
当館学芸員が講師となり、「市内に残る津波の記録」、「地震津波のしくみ」と題した津波災害に関する講座を行いました。


体験学習「まがたまをつくろう!」
令和4年12月18日(日曜日) 多目的ホール
滑石というやわらかい石を使い、まがたまをつくりながら、楽しく縄文時代の技術を学びました。




さんりくジオパークかわらばん2022inけせん
三陸ジオパーク推進協議会等と連携し、三陸ジオパークに関する作品のコンテストと展示会を行いました。
「さんりくジオパークかわらばん」とは、小学生が自分で観察・調査した身近な動物・植物、化石・岩石・鉱物、地形・地質、気象などのできごとや、伝聞・体験した歴史や文化・郷土芸能、しごとなど地域のできごとを、江戸時代の新聞である「かわらばん」になぞらえてまとめた作品です。
令和4年度は、209作品の応募があり、当館では、令和4年11月30日(水曜日)~12月11日(日曜日)に作品展を開催しました。


その他
博物館スクール(3校)、博物館実習生の受入(1名)、教育機関の団体利用(10施設)、資料貸出(14件)、資料撮影等(9件)、市民・来館者からの生涯学習相談(58件)、研究者・専門家への研究支援(8件)などを行いました。
収集保管・調査研究
博物館の資料として、寄贈により6件、採集により6件の資料を収集しました。また、歴史紙本資料の整理を継続して行っているほか、生物調査、民俗資料調査、気仙出土考古学資料調査、地質学資料調査などを行いました。