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更新日:2024年02月16日
はじめに
渕上市長は、令和7年2月21日の令和7年市議会第1回定例会本会議において、施政方針についての演述を行いました。
重点的かつ優先的に取り組む施策を中核とした市政運営により、将来に向けた明るい展望を見いだすことができるよう、各般の事務事業を積極的に推進するとともに、あらゆる方々と対話を重ね、様々な「変化」と「挑戦」を応援するなどしながら、令和7年度が新たなまちづくりへのステップとなるよう全力を傾注することを表明しました。
なお、通例であれば、総合計画に掲げる七つの大綱に沿って、令和7年度の主要な施策を述べるところですが、令和7年2月19日に本市三陸町綾里字田浜下地内で発生した林野火災の鎮圧に向けて、多くの関係者が消火活動に鋭意取り組んでいることに鑑み、主要施策の説明については、資料(「施政に関する市長演述要旨」)の配布をもって代えることとしました。
市長演述要旨については、以下のとおりです。
令和7年市議会第1回定例会の開会に当たり、提案いたしました議案などの説明に先立ちまして、今後の市政運営について、所信の一端を申し述べさせていただきますので、議員各位を始め、市民の皆様の御理解と御協力を心からお願い申し上げます。
まず、本市におきましては、いわゆるコロナ禍後の社会・経済活動の正常化に向けた動きが、力強さを増しつつあるものの、長期化する物価高騰などによる影響が広く及び、多方面において不安感が生じております。
本市といたしましては、現下のこのような困難な局面を早急に打開するよう、国及び岩手県の動向を注視しながら、市民生活や事業活動の安定、負担軽減などに資する取組を躊躇なく実施してまいります。
こうした中で、全国的な課題ではあるものの、本市のような地方自治体において、重要度と緊急度がより高まっている課題が、「人口減少と少子高齢化」への対応であります。
この中長期な観点も必要となる非常に大きな課題に対峙するためには、行財政環境が厳しい状況下においても、「持続可能」と「発展」の双方に資する施策を効果的・効率的かつ積極果敢に展開しなければなりません。
このことから、市内経済の基盤を固めながら、子どもを産み、育てる幸せを実感できる環境の確保を基軸として、「地元の産業を強く元気に」、「若者の活躍でみんな笑顔に」、「支え合ってみんな幸せに」の「未来への三本柱」を念頭に、本市の将来都市像であります「ともに創る やすらぎに包まれ 活気あふれる 三陸のにぎわい拠点 大船渡」の実現に向けた各般の施策の推進に、鋭意取り組んでまいります。
このようなことを踏まえ、令和7年度大船渡市行政経営方針におきましては、「地場企業の振興」、「子ども・子育て支援の充実」、「デジタル化の推進」及び「シティプロモーションの推進」の四つを重点施策とし、当初予算編成におきましても、本方針に基づくとともに、歳入規模に見合った財政運営を目指すこと及び限られた行政経営資源の効果的な活用を強く意識して編成したところであります。
今後におきましても、行政改革を徹底しながら施策の選択と集中を図り、重点的かつ優先的に取り組む施策を中核とした市政運営により、将来に向けた明るい展望を見いだすことができるよう、各般にわたる事務事業を積極的に推進してまいります。
以下、総合計画に掲げる七つの大綱に沿って、令和7年度の主要な施策について申し上げます。
以下のリンクをクリックすると、それぞれの大綱ごとにページが表示されます。
- 豊かな市民生活を実現する産業の振興
- 安心が確保されたまちづくりの推進
- 豊かな心を育む人づくりの推進
- 潤いに満ちた快適な生活環境の創造
- やすらぎある安全なまちづくりの推進
- 自然豊かな環境の保全と創造
- 新たな時代を切り拓く行政経営の確立
以上、令和7年度における市政運営の基本的な方針と主要施策の概要について申し上げました。
「変化」が著しい時代において、こうした時であればこそ、自らが「変化」しなければなりません。「変化」に挑まなければなりません。
将来にわたり市民が喜びと幸せ、いわゆる「Well-being」を実感できるよう、市政に携わる我々が、率先垂範、「変化」するよう「挑戦」いたします。
あらゆる方々と対話を重ね、様々な「変化」と「挑戦」を応援するなどしながら、令和7年度が新たなまちづくりへのステップとなるよう、全力を傾注してまいりますので、議員各位及び市民の皆様に一層の御理解と御協力をお願い申し上げ、施政方針並びに私の所信表明とさせていただきます。