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更新日:2024年02月16日
将来を担う人材育成の根幹となる学校教育と、心豊かな生活に彩りや活力を与える生涯学習の推進におきましても、家庭や地域社会などとの連携・協働といった、地域全体での支えが重視されております。
このことから、教育委員会とのこうした共通認識による連携の下、大船渡市教育大綱に基づく各種施策を展開してまいります。
学校教育につきましては、防災機能強化策として、小学校屋内運動場の天井落下防止工事などを実施するほか、令和7年4月の大船渡中学校と末崎中学校の統合後における教育環境の充実を図るため、校舎などの改修に向けて取り組んでまいります。
また、地域全体で児童生徒の学校生活の支援などに当たるため、地域コーディネーター、地域ボランティア及びスクールガードを配置し、地域学校協働活動を推進してまいります。
学校給食につきましては、食材の生産者や提供事業者と連携しながら、地元産食材の使用と地産地消の意義などを伝える取組により、より一層「食育」を推進いたします。
生涯学習につきましては、協働のまちづくりの動向に留意しつつ、地域公民館の整備費に対する助成など、コミュニティや住民の学習活動に関する取組を実施してまいります。
また、地域を担う人材育成推進の観点の下、「ふるさと教育講座」を実施し、若者の郷土への誇りと愛着を醸成するとともに、ITや英会話をテーマとするなど、市民ニーズを踏まえた幅広い年代における学習機会の創出に取り組んでまいります。
市民文化会館及び市立図書館につきましては、芸術文化、市民の多様な学習や活動及び市内外の交流の拠点として、重要な役割を有していることから、それぞれの指定管理者が有するノウハウやネットワークを十分に生かしながら、施設の有効活用や利便性向上が図られ、さらには、両館からなるリアスホール全体の魅力が増すよう工夫を重ねた上で、効果的かつ効率的な施設運営を推進してまいります。
なお、市民文化会館におきましては、舞台機構及び照明設備を更新し、機能の維持を図ってまいります。
市立博物館につきましては、各種資料の適切な収集・管理などはもとより、本市での日本最古となる植物化石の発見により関心が高まりつつある地質に関し、その教育普及事業に取り組むとともに、本市博物館発足70周年や全国椿サミットの開催に合わせた企画展示などを実施しながら、本市固有の自然や文化に係る情報などを広く発信してまいります。
スポーツの推進につきましては、スポーツに対する市民意識の変化や競技人口の推移、施設に関する広域的な情勢などを踏まえた上で、大船渡市スポーツ推進計画及び大船渡市スポーツ施設整備基本計画に基づき、大船渡市スポーツ協会など関係団体と連携しながら、各種イベントの充実、大船渡アスリート応援団の取組の一層の推進やスポーツ合宿の誘致、施設の適正管理などにより、競技力の向上、本市の魅力発信、交流人口の拡大などを図ってまいります。
また、特にスポーツ施設の整備に関しましては、市民の関心と期待が高いことから、大船渡市スポーツ推進審議会での議論や関係団体との意見交換を継続しながら、より良い在り方を検討してまいります。
地域文化資源の保存や活用につきましては、岩手県指定天然記念物「大船渡の三面椿」の樹勢回復や、日本遺産の認定登録事業に取り組むとともに、既存文化財の適切な保存及び活用、民俗芸能の継承活動に対する支援などを実施してまいります。