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コンテンツ番号:1715

更新日:2023年04月04日

認知症に関する取組

認知症とは、様々な原因で脳の細胞が減少し、または働きが低下することにより徐々に物事を理解する力や判断する力が失われ、日常生活に支障をきたす状態のことで、誰でもなりうるものです。

全国的には、年齢とともに認知症有病率(高齢者に占める認知症の人の割合)が上がり、80歳~84歳では5人に1人以上、90歳以上では5人に3人以上は認知症の症状を有するとされています。

一方、60代と70代前半では認知症有病率が低いので、この時期から「認知症の予防」に取り組むことが大切です。

市では、国の

に基づき、市民の皆さんが住み慣れた地域で安心して暮らすことができるよう、「認知症との共生※1」と「認知症の予防※2」に関する次の事業に取り組んでいます。

※1「認知症との共生」…「認知症の人が尊厳と希望をもって認知症とともに生きる。」また、「認知症があってもなくても同じ社会で生きる。」という意味です。
※2「認知症の予防」…「認知症にならない。」という意味ではなく、「認知症になるのを遅らせる。」または「認知症になっても進行を緩やかにする。」という意味です。

認知症総合支援事業
分類 事業名 事業内容
認知症との「共生」 認知症の理解 普及啓発
認知症講演会
  • 市民を対象とし、専門分野の講師の講話により認知症を学ぶ機会
  • 年1回または2回開催
認知症サポーター養成講座
  • 地域、職場または学校の単位で講座を開催してサポーターを養成
  • 認知症の人やその家族の応援者として活動
認知症の人や家族のサポート 認知症地域支援推進員の配置
リーフレット:こんにちは認知症地域支援推進員です[PDFファイル]
  • 市の地域包括ケア推進室で勤務
  • 認知症に関する相談対応で地域を訪問
  • 認知症サポーター養成講座等の企画・運営
認知症初期集中支援チーム
  • チームは、認知症サポート医、保健師、看護師、社会福祉士等で構成
  • 認知症が疑われる段階の本人や家族に対する初期支援を集中的に実施
気仙地区高齢者等SOSネットワークシステム
  • 希望する高齢者は顔写真や住所等の情報を事前に登録
  • 登録した高齢者が行方不明になった場合に関係機関・関係団体が連携して早期発見、早期保護
高齢者等見守り情報共有システム推進事業「どこシル伝言板」 QRコードが印刷されたラベルシールとICTサービスを用いて、対象者の安否情報等をインターネット上で共有して早期発見、保護
若年性認知症の人への支援 認知症疾患医療センター等と連携し、認知症の相談、医療・福祉・就労の総合的な支援
認知症バリアフリーの推進と社会参加の支援 認知症バリアフリーの推進 行政、関係団体、商工事業者等が連携した認知症の人の外出や買い物等の支援(高齢者交流サロンの開催
チームオレンジ整備事業 認知症の人が求める支援ニーズに、認知症サポーターをつなげる仕組(チームオレンジ大船渡・高齢者にやさしいお店)づくり
認知症カフェ運営事業
  • 認知症の人や家族の交流の場
  • 認知症カフェを運営する団体の運営経費の一部を補助
認知症にやさしい地域づくり
  • 認知症カフェへの情報提供
  • 認知症カフェと地域をつなぐ取組
認知症の「予防」 認知症の予防 ※一般介護予防事業(体力づくり講座等) 適度な運動による筋力の維持や脳の刺激で、意欲や認知機能の低下を防ぐプログラムを実施
※上記の事業のほかに、個人としてウォーキング、買い物などの外出は筋力の維持、さらに地域活動やサロン等に楽しく参加することでも脳の活性化が図られ、認知症予防につながります。