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施政方針 3 豊かな心を育む人づくりの推進(令和6年度)


 未来を築く人づくりを推進するため、家庭や地域社会など多様な主体による連携・協働の下、学校教育の充実を図るとともに、全ての市民が心豊かな生活を送ることのできる健全な地域社会を形成するため、自主的・主体的に学び、活動できる機会や環境を整えることが重要であります。
 このことから、教育委員会との連携の下、共通理解を深めながら、大船渡市教育大綱に基づく各種施策を展開してまいります。

 はじめに、学校教育につきましては、大船渡中学校と末崎中学校の令和7年4月の新設統合に向け、必要な環境の整備に努めるとともに、学校間における交流事業を支援してまいります。
 また、児童生徒が安全・安心な学校生活を送ることができるよう、スクールガードを配置するとともに、学校、家庭及び地域住民が相互に連携・協働しながら教育活動を支援する環境づくりのため、地域コーディネーター及び地域ボランティアを配置し、地域学校協働活動の推進を図ってまいります。

 学校給食につきましては、物価高騰により食材費が値上がりしていることから、保護者の負担を抑制するため、高騰分に係る助成を行ってまいります。
 
 生涯学習につきましては、地域公民館の整備に対し助成を行い、地域コミュニティの維持を図るとともに、住民の学習活動を促進してまいります。
 また、市内全中学校を対象に、郷土の歴史、文化、自然、産業等に関する「ふるさと教育講座」を実施し、若者の郷土への誇りと愛着を醸成し、将来の地域を担う人材の育成に努めるとともに、IT教室やリカレント教育など市民ニーズに対応した市民講座を開設し、幅広い年代の学習機会の創出に取り組んでまいります。

 市民文化会館につきましては、芸術文化の振興、生涯学習、市民活動及び交流の拠点として、一層の利便性向上と利用促進が図られるよう、令和6年4月から指定管理者制度を導入し、民間事業者が有するノウハウの活用による効果的かつ効率的な施設運営を推進してまいります。
 また、会館の施設管理におきましては、舞台照明設備の一部を更新し、施設の長寿命化と機能の維持に努めてまいります。

 市立図書館につきましては、指定管理者の有する人材やネットワークなどを生かしながら、レファレンスサービスを始め、各種サービスに対する利用者及び市民の認知度を高めるため、積極的に情報発信を行うとともに、より豊かで質の高いサービスの提供と施設の利用促進に努めてまいります。

 市立博物館につきましては、収集した資料の適切な保存管理や教育普及などに努めるとともに、館内の常設展示を一部改修し、地震・津波発生メカニズムに係る資料を加え、三陸ジオパーク及び津波伝承の拠点施設として、本市の自然や文化の成り立ちなど、広く情報発信してまいります。
 
 スポーツの推進につきましては、大船渡市スポーツ推進計画に基づき、大船渡市スポーツ協会など関係団体と連携しながら、新春ロードレース大会を始めとする各種大会を開催するほか、スポーツ合宿の誘致など各般の取組を推進し、競技力の向上はもとより、本市の魅力発信、交流人口の拡大を図ってまいります。
 また、大船渡アスリート応援団の取組としてプロ野球公式戦での協賛試合の開催や9人制実業団バレーボールチームによるバレーボール教室などを実施してまいります。

 スポーツ施設につきましては、大船渡市スポーツ施設整備基本計画に基づき、スポーツ施設の適正な配置と管理に努めてまいります。
 また、既存施設の計画的な修繕を行いながら、安全性や快適性、機能性などの向上を図り、施設の利用拡大と生涯スポーツの振興に取り組んでまいります。
 
 地域文化の保存につきましては、国指定史跡大洞貝塚を始め、文化財の適切な保存及び活用を図るとともに、民俗芸能の継承活動に対する支援に努めてまいります。