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大船渡港は、湾口を太平洋に向かって南東に開き、それから北折して、陸地に深入した湾です。
全長は6kmあり、湾内の最も広いところで2km、周囲は丘陵等で囲まれ、常に風波を防いでいる天然の良港です。
また、湾口は約700mですが、津波災害を防ぐ目的をもって防波堤を建設しました。
開口部は、約200mあります。
慶長16年(1611年) | スペインの探検家、セバスチャン・ビスカイノが当地を探検、湾を讃えて、サン・アンドレス湾と名づける |
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明治14年 | 軍艦雷電の入港により、天然の良港であることが認められ、広く紹介された |
昭和 5年 | 内務省の指定港湾となる |
昭和11年 | 野々田地区に-7.3m岸壁1バースが完成 |
昭和28年 | 臨海工業モデル地区として指定される |
昭和34年 | 重要港湾に指定される |
昭和35年 | 茶屋前地区に-9m岸壁1バースが完成 |
昭和38年5月 | 津波対策事業特別措置法により湾口防波堤着工 |
昭和42年3月 | 津波対策事業特別措置法により湾口防波堤完成 |
昭和42年6月 | 開港に指定される |
昭和42年10月 | 検疫港に指定される |
昭和43年 | 大船渡港木材工業団地が完成 |
昭和43年10月 | 木材輸入指定港に指定される |
昭和46年4月 | 永浜地区に水面貯木場完成 |
昭和46年8月 | 植物輸入港に指定される |
昭和50年 | 茶屋前地区に-9m岸壁2バースが完成 |
平成元年3月 | 野々田地区に-13m岸壁1バースが完成 |
平成4年3月 | 野々田地区港湾整備事業の一環として「サン・アンドレス公園」完成 |
平成4年3月 | 永浜・山口地区の公共埠頭整備等を骨子とした港湾計画が決定 |
平成9年9月 | 多目的国際ターミナル(-7.5m岸壁、工業用地)着工(県工事分) |
平成10年9月 | 多目的国際ターミナル(-13m岸壁)着工(国直轄工事分) |
平成11年9月 | 東北の拠点港湾に位置付けられる |
平成13年7月 | 函館税関大船渡税関支署が開設される |
平成14年8月 | 湾口防波堤で海水交換システムの実証実験に着手 |
平成14年9月 | 岩手県港湾ビジョンで県内最大の国際港に位置付けられる |
平成15年10月 | 岩手県警察本部の警備船「さんりく」が配備される |
平成16年4月 | 野々田ふ頭にオイルフェンス巻取り装置が新設される |
平成16年9月 | 湾口防波堤で負圧利用型海水交換技術の実証実験に着手 |
平成17年1月 | 「ポート・オブ・ザ・イヤー2004」グランプリを受賞 |
平成17年7月 | 大船渡市が「海の日」モデル地区に認定される(認定証交付が行われる) |
平成18年1月 | 大船渡国際港湾ターミナル協同組合が設立される |
平成18年11月 | 野々田ふ頭の国際コンテナターミナル主要施設整備が完了 |
平成19年3月 | 大船渡港・釜山港国際貿易コンテナ定期航路が開設される |
平成20年7月 | 東北で初めて「全国海の祭典海フェスタいわて」が大船渡市を中心会場に開催される |
平成21年2月 | 「クルーズ・オブ・ザ・イヤー2008」特別賞を受賞 |
平成23年3月 | 東日本大震災により港湾施設が大きな被害を受け国際貿易コンテナ定期航路が休止となる |
平成24年7月 | 湾口防波堤復旧工事着工 |
平成25年9月 | 国際フィーダーコンテナ定期航路が開設される |
平成29年3月 | 湾口防波堤復旧工事完了 |
平成29年7月 | コンテナ用上屋倉庫完成 |
令和元年5月 | 「みなとオアシスおおふなと」登録 |
客船「飛鳥II」歓迎行事
主要施設の復旧が完了した
「国際コンテナターミナル」
良質石灰岩の積出し作業
新たに開設された
「国際フィーダーコンテナ定期航路」
大船渡港に寄港した
客船「ぱしふぃっくびいなす」