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更新日:2025年04月01日
予防接種のうち、予防接種法に定められたものを「定期接種」といい、A類疾病とB類疾病に大別され、予防接種ごとに対象者や接種期間などが定められています。A類疾病の対象者は接種を受ける努力義務があり、原則無料で受けられます。また、B類疾病の対象者は接種費用の一部が助成されます。
なお、これ以外の予防接種は「任意接種」と呼ばれ、接種費用は原則、自己負担となります。自治体によっては一部助成制度が設けられている場合がありますが、大船渡市では現在のところ成人向けの任意接種について、接種費用への助成制度はありません。
成人向けの定期接種は次のとおりです。
- A類疾病の定期接種(現在、対象となる予防接種はありません)
- B類疾病の定期接種
※接種後に健康被害を生じた方は救済制度が設けられています。詳しくは「健康被害救済制度について」のページをご確認ください。
A類疾病
現在、成人を対象とした予防接種はありません。
B類疾病
個人の罹患や重症化予防のために、次のとおり対象者のうち希望する人に予防接種を行います。
季節性インフルエンザ
インフルエンザは「インフルエンザウイルス」に感染して起きます。38度以上の発熱、頭痛や関節・筋肉痛など全身の症状が急に現れ、高齢の方や種々の慢性疾患を持つ方は肺炎を伴うなど重症化することがあります。
実施期間
10月1日から翌年1月31日まで(予定)
対象者
次のいずれかに該当する市民
- 接種日に65歳以上の人(65歳の誕生日の前日を含む)
- 接種日に60歳以上65歳未満であって、心臓、じん臓または呼吸器の機能に自己の身辺の日常生活が極度に制限される程度の障害を有する人及びヒト免疫不全ウイルスにより免疫の機能に日常生活がほとんど不可能な程度の障害を有する人
接種回数
年1回
接種方法
- 市内の医療機関にあらかじめ電話などで予約してから、接種を受けてください。
- 当日持参するもの:健康保険被保険者証、または健康保険被保険者証の機能を有するマイナンバーカード
接種費用への助成額
2,000円
※接種料金から助成額を差し引いた差額は自己負担となります。医療機関でお支払いください。
注意事項等
- 接種費用への助成は、実施期間内の接種に限ります。対象者であっても実施期間外の接種は「任意接種」となり、接種費用への助成は受けられません。
- 60歳以上65歳未満の人は、対象の要件に該当するかどうかをかかりつけの医療機関にご確認ください。
- 市外の医療機関での接種を希望する場合は、事前に健康推進課にお問い合わせください。
肺炎球菌感染症
肺炎球菌感染症は、肺炎球菌という細菌によって引き起こされる病気です。日常生活で起こる肺炎の原因菌は、肺炎球菌が一番多いと言われており、特に高齢者での重篤化が問題になっています。肺炎球菌には90種類の型があり、このワクチンは、そのうちの23種類の型に効果があります。また、この23種類の型は、成人の重症の肺炎球菌症の約7割を占めると言われています。
実施期間
通年
対象者
次のいずれかに該当する市民
- 接種日に65歳の人(65歳の誕生日の前日から66歳の誕生日の前日までの人)
- 接種日に60歳以上65歳未満であって、心臓、じん臓または呼吸器の機能に自己の身辺の日常生活が極度に制限される程度の障害を有する人及びヒト免疫不全ウイルスにより免疫の機能に日常生活がほとんど不可能な程度の障害を有する人
接種回数
1回
接種方法
- 市内の医療機関にあらかじめ電話などで予約してから、接種を受けてください。
- 当日持参するもの:健康保険被保険者証、または健康保険被保険者証の機能を有するマイナンバーカード
65歳の人は、市から送付された受診券も必ず持参してください。
接種費用への助成額
5,000円
※接種料金から助成額を差し引いた差額は自己負担となります。医療機関でお支払いください。
注意事項等
- 生涯に1回だけ定期接種を受けることができます。ただし、過去に一度でも定期予防接種で使用される肺炎球菌ワクチン(ニューモバックスNp/23価肺炎球菌莢膜ポリサッカライドワクチン)を接種したことがある場合は、公費助成の対象とはなりませんのでご注意ください。
- 65歳の人には、個別に受診券を送付します。
- 60歳以上65歳未満の人は、対象の要件に該当するかどうかをかかりつけの医療機関にご確認ください。
- これまでの接種の有無はかかりつけの医療機関にご確認ください。
- 市外の医療機関での接種を希望する場合は、事前に健康推進課にお問い合わせください。
- 厚生労働省ホームページ<外部リンク>
新型コロナウイルス感染症
新型コロナウイルス感染症の予防接種は、令和5年度までは予防接種法における特例臨時接種として、全額公費負担で実施してきましたが、令和6年度からは定期接種(B類疾病)に位置づけられたことから、大船渡市では次のとおり実施します。
実施期間
10月1日から翌年1月31日まで(予定)
対象者
次のいずれかに該当する市民
- 接種日に65歳以上の人(65歳の誕生日の前日を含む)
- 接種日に60歳以上65歳未満であって、心臓、じん臓または呼吸器の機能に自己の身辺の日常生活が極度に制限される程度の障害を有する人及びヒト免疫不全ウイルスにより免疫の機能に日常生活がほとんど不可能な程度の障害を有する人
接種回数
1回
接種方法
- 市内の医療機関にあらかじめ電話などで予約してから、接種を受けてください。
- 当日持参するもの:健康保険被保険者証、または健康保険被保険者証の機能を有するマイナンバーカード
接種費用への助成額
令和7年度の助成額は未定です。
※接種料金から助成額を差し引いた差額は自己負担となります。医療機関でお支払いください。
注意事項等
- 実施期間に1回だけ定期接種を受けることができます。ただし、過去に接種歴がない方は2回の接種が可能ですが、定期接種としての取り扱いは1回目の接種のみです。2回目の接種は任意接種となり、接種費用への助成は受けられず、全額自己負担となりますのでご注意ください。
- 60歳以上65歳未満の人は、対象の要件に該当するかどうかをかかりつけの医療機関にご確認ください。
- 接種費用への助成は、実施期間内の接種に限ります。対象者であっても実施期間外の接種は「任意接種」となり、接種費用への助成は受けられません。
- これまでの接種の有無はかかりつけの医療機関にご確認ください。(令和5年度までの接種歴は健康推進課でも確認できますのでお問い合わせください。)
- 市外の医療機関での接種を希望する場合は、事前に健康推進課にお問い合わせください。
- 厚生労働省ホームページ(新型コロナワクチンQ&A)<外部リンク>
- 新型コロナウイルスワクチン接種に関する情報(岩手県ホームページ)<外部リンク>
帯状疱疹
帯状疱疹は、水痘帯状疱疹ウイルスが再活性化することにより、神経に沿って、痛みを伴う水痘(水ぶくれ)が現れる皮膚の病気です。合併症の一つに、皮膚の症状が治った後にも痛みが残ることがあり、日常生活に支障をきたすこともあります。
実施期間
通年
対象者
次のいずれかに該当する市民
- 年度内に、65歳・70歳・75歳・80歳・85歳・90歳・95歳・100歳になる人
- 令和7年3月31日時点で100歳以上の人
- 接種日に60歳以上65歳未満であって、ヒト免疫不全ウイルスにより免疫の機能に日常生活がほとんど不可能な程度の障害を有する人
接種回数
生ワクチン…1回
組換えワクチン…2回
接種方法
- 市内の医療機関にあらかじめ電話などで予約してから、接種を受けてください。
- 当日持参するもの:健康保険被保険者証、または健康保険被保険者証の機能を有するマイナンバーカード
市から送付された受診券も必ず持参してください。
接種費用への助成額
生ワクチン…4,000円
組換えワクチン…1回につき10,000円(2回で20,000円)
※接種料金から助成額を差し引いた差額は自己負担となります。医療機関でお支払いください。
注意事項等
- 過去に帯状疱疹ワクチンを接種したことがあり、接種の必要がない認められた場合は、公費助成の対象とはなりませんのでご注意ください。
- 年度内年齢65歳・70歳・75歳・80歳・85歳・90歳・95歳・100歳の人、および100歳以上の人には、個別に受診券を送付します。
- 60歳以上65歳未満の人は、対象の要件に該当するかどうかをかかりつけの医療機関にご確認ください。
- 市外の医療機関での接種を希望する場合は、事前に健康推進課にお問い合わせください。
- 厚生労働省ホームページ(帯状疱疹ワクチン)<外部リンク>
