令和3年3月4日、復旧・復興事業の完了を宣言します
平成23年3月11日に発生した東日本大震災津波により、市営16漁港のすべてで壊滅的な被害を受けました。漁業活動の一日も早い再開に向け、被災直後の応急復旧から始まり、漁港施設および海岸保全施設は災害復旧事業により、地盤沈下した施設背後地の嵩上げは復興交付金事業により整備を進めてまいりました。ピーク時には年間40億円を越えるペースでの施工となり、その総額は227億円に達しました。
この間、漁業関係者および周辺地域のみなさまのご理解をいただきながら事業は着実に進捗し、令和元年8月20日には全漁港施設が復旧、令和3年2月10日には海岸保全施設の整備が完了、そして令和3年3月4日、最後の嵩上げ箇所となった蛸ノ浦漁港内の工事が検査完了引き渡しとなり、震災後10年を前にしてすべての漁港施設および海岸保全施設の完成にこぎつけることができました。
つきましては、ここに大船渡市管理漁港施設等の復旧・復興事業の完了を宣言いたします。
復旧・復興事業概要と完成時期
大船渡市管理漁港施設等の復旧・復興事業個所図