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コンテンツ番号:6361

更新日:2026年06月01日



 大船渡港は、岩手県における港湾貨物取扱量(令和6年度実績)の約6割を取り扱う、県内最大級の国際港です。
 令和7年度のコンテナ貨物取扱量は7,617TEUとなり、前年度と比べて約18.5%増加し、3年連続で過去最高を更新しました。
 本港は、物流機能に加え、製造業の立地や観光関連産業の振興など、多様な役割を担っており、地域経済に幅広い効果をもたらしています。
 これらの経済活動は、取引や消費を通じて関連産業にも波及し、市内全体の生産を押し上げています。
 このたび、これらの効果を定量的に把握し、港の経済価値をわかりやすく可視化するため、大船渡港の経済波及効果を取りまとめました。

大船渡港航空写真

大船渡港航空写真

算出方法

 令和6年度に、公立大学法人岩手県立大学地域政策研究センターとの共同研究により作成した「大船渡市産業連関表」に加え、各種統計資料及び港湾関連事業者へのアンケート結果を基に算出しています。

経済波及効果

1 大船渡港の経済波及効果

 大船渡港は、物流機能、生産機能、観光・文化機能を有しています。
 これらの産業がもたらす経済波及効果は、市内生産額の23.2%、市内総生産(所得額)の22.1%を占めていると推計されました。
 金額では、直接効果は年間554億64百万円、これに一次・二次の間接効果を加えた経済波及効果は、年間720億62百万円となっています。
 また、直接効果は市内36業種のうち19業種に及び、さらに、取引関係を通じて34業種へと波及しています。
 業種別では、商業(22%)、窯業・土石製品(16%)、運輸・郵便(13%)の3業種で全体のおよそ半数を占めています。



図1 市内生産額に占める大船渡港の生産額創出効果とその比率  図2 市内所得に占める大船渡港の所得創出効果とその比率

図1 市内生産額に占める大船渡港の生産額創出効果とその比率  図2 市内所得に占める大船渡港の所得創出効果とその比率




表1 大船渡港の経済波及効果

図1 市内生産額に占める大船渡港の生産額創出効果とその比率  図2 市内所得に占める大船渡港の所得創出効果とその比率

表1 大船渡港の経済波及効果 用語説明




図3 大船渡港の経済波及効果の波及先産業分野数





図4 大船渡港の経済波及効果の産業分野別構成比

図4 大船渡港の経済波及効果の産業分野別構成比





2 コンテナ船、バルク船及びクルーズ船1隻寄港当たりの経済波及効果

 大船渡港へのコンテナ船、バルク船及びクルーズ船の寄港に伴う1隻当たりの経済波及効果は、表2のとおり、コンテナ船が7,998千円、バルク船が23,280千円、クルーズ船が5,594千円と推計されました。
 直接効果は主に運輸・郵便分野の割合が高い一方で、経済波及効果は不動産、対事業所サービス、医療・福祉などの第三次産業にも広がり、市内産業全体に波及しています。



表2 船舶1隻当たりの経済波及効果

表2 船舶1隻当たりの経済波及効果





図5 コンテナ船、バルク船及びクルーズ船の寄港に伴う直接効果額の産業別構成比




図6 コンテナ船、バルク船及びクルーズ船の寄港に伴う経済波及効果の産業別構成比




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大船渡港がもたらす経済波及効果分析調査業務委託報告書.pdf